■ミッション脱着手順書
以下はミッション脱着作業時に、次に何を外せば良いのか考えなくても済むように、また外し忘れがないように手順を簡単に列記したものです。重整備未経験の方に脱着法を説明するものではありません。なおインプレッサ(GC/GF)の場合もインタークーラーの冷却水関係が無くなるだけで基本的に同様です。
(JUN.04修正) ◆車体上側の作業から
※各項目末尾の数字は取り外すボルト・ナットの頭のサイズです。(間違いはあるかもしれません)
- バッテリーマイナス端子 10
- エアクリーナーボックスエアフロセンサーL字ダクト(ターボシュラウド脱着の為)8×4
- フロントグリル
- インタークーラーのクーラント抜き
- (ストラットタワーバー)
- インタークーラー水位センサーコネクター(前期型のみ)
- インタークーラー 12
(組み付け時、インタークーラー下側ダクト接続は太くて長いマイナスドライバーなどを使ってテコのようにして差し込む)
- ミッションアース線
- ターボシュラウド ビス(上から外せるもの)10
- ピッチングストッパー(組付けは車体L側からボルトを差し込む)
- 排気温度センサーコネクター
- クラッチレリーズシリンダーボルト(上から外せるもの)12
- セルモーターボルト(上から外せるもの)14 スプリングワッシャー付き
- 高〜くジャッキアップ、ウマに乗せる(天井とボンネットの接触に注意)
◆以下、主に車体下側からの作業へ
- マフラー(タイコのマフラーリングは車体側を外した方が楽)12,14(ジョイントボルトは焼き付いている場合多し。新品を用意したほうが安心。組み付けは飛び出したネジ部にナットをもう一個はめておくと次に外しやすい)
- ミッションオイル抜き(プロペラシャフトを抜いたところにはめるキャップがあれば抜かなくても可) 21
- プロペラシャフト中間部結合ボルト 12×4
- プロペラシャフト中間マウント 14×2
- プロペラシャフト
- ミッション ニュートラル、バックスイッチ類コネクター
- スタビ両端(リンク)ボルト12
- ロアアーム前側根本ボルト17
- ドラシャフスプリングピン(穴が小さい方から打ち抜く)(差込は180度逆だと入らない)
- ドラシャフミッション側
- クラッチレリーズシリンダー(車体下から)12
- セルモーター(車体下から)14ワッシャー付き
- メーターケーブルジョイント部(クリップ)外し(ケーブルを引っ張るとメーター本体から抜けるので注意)
- ミッションジャッキアップ
- ミッションマウントメンバー(3部品一体で外す)14×4、17×2、14×2
- シフトリンケージ接続部(上側に見えないけれどナット有り 12)
- シフトレバーリンケージブッシュプレート、スプリング 12
- ミッション後端エキパイハンガー 14
- ターボシュラウド(ビス、下から外せるもの)10
- インタークーラーステー Rサイド14×2、Lサイド12×2
- フロントパイプ(触媒)14ボルト&ナット×2 ナット×3(ターボ接続ボルト焼き付いている場合多し)
(取り付け時インタークーラーステーとの順番に注意)
- レリーズフォークシャフト(丸い蓋を外し6mmボルトをねじ込んで抜く)
- ミッション・エンジン接続ボルト ?×4
- エンジンオイルパン ジャッキアップ(少々。上げすぎるとエンジンマウントラバーがハガれるかも)
- ミッション分離!
お疲れさま
- 順番は必ずしもこの通りでなくてはならないわけではありませんが、上からの作業、下からの作業をまとめて効率よく進められるようにしたつもりです。
- 車体をウマに載せてDIYでの作業を前提としています。小型のウマでは高さが足りずミッションを車体下から引っ張り出せません。
- ミッション分離または接合時には複数(できるだけ3人)の人間がいないと厳しいです。
- 1〜2度のミッション脱着経験者がほぼ1人で(ミッション分離または接合時を除く)作業した場合、最低でも降ろすのに約4時間、載せるのに10時間以上かかると思います。
- 21.〜22.はサスアーム前側支点を外してドラシャフを抜く方法です。参考:ドライブシャフトブーツ交換の仕方 ナックル下部とサスアームを分離して抜く方法もあります。
- ミッションを載せる時は基本的には逆順となります。
このページを見ての作業にともなうトラブル、事故等にはいっさい責任を持てませんので、各自の責任で十分注意して行って下さい。
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