●ドライブシャフトブーツ交換(7.JUN.00UP)(31.JUL.01一部更新)

そろえるもの

専用グリース、ブーツバンド、ブーツ

このほかハブナット、スプリングピンも出来れば新品を用意。

ハブナットの緩み止めカシメ外し

ポンチでやったら「あっ〜!折れちゃった!」(^_^;)
たがねを使うべき?というか、構わず緩めればいいのかも。

ハブナットを緩める

これが非常に硬く締まっている!
1/2インチのスピンナーハンドルに32mmのソケットを組み合わせ、ハンドルに鉄パイプを被せて延長して緩める。助手にフットブレーキを踏みつけておいてもらうと力を掛けやすい。しかしこのトルクに1/2インチの工具はちょっと役不足気味です。3/4インチ以上の工具を使うべきでしょう。

フロントをジャッキアップしてウマに載せます。

今回、外側のブーツ破れだけかと思っていたら内側(ミッション側)も裂けてました。

ドライブシャフトを止めているスプリングピンを抜く

スプリングピンは貫通していますが、ドライブシャフトの穴の周りが面取りしてない方から長い6mmボルトなどを叩き込んで抜きます。

逆に入れるときは面取りしてある方から差し込みます。

ドライブシャフトを抜き取って外す

サスアームの前側ピボットのボルトとスタビリンクを外し、ストラットを外側にずらしながらドライブシャフト根本を引っ張り、ミッションのシャフトから抜き取ります。ステアリングを外向きにしたほうが抜きやすいと思います。

ミッション側のシャフトとドライブシャフトのスプライン勘合位置はただ1ヶ所に決まっています。180度逆だと微妙にスプリングピン用の穴位置が合いません。(昔、苦労したよー)
サスアーム、スタビリンクのボルトは1G状態(車体着地状態)で締め付けること。

ブーツバンドのクリップを細いマイナスドライバーなどで広げて外す

ジョイントカップ(アウターレース)からサークリップ(一端が切れているリング)を細いマイナスドライバー等で外し、インナーレース、シャフトなど(ジョイントの中身)を抜き取る

組み付け時、サークリップの開いているところがアウターレースのボール溝にかからないようにします。

スナップリングを外し、インナーレースをシャフトから外す
(スナップリングプライヤー軸用が必要です)

あれー?ブカブカだー!?
んー?このドラシャフなんか細ーい。
両側ジョイント部とも微妙に細いしシャフトの部分もなんか細い。
ブーツ最外径を測ってみると付いていたのは82mm
本来のブーツは87mm。ブーツに書かれている末尾の数字がそれのようです。個人売買で入手して装着していた中古品のドラシャフは一回り小さなサイズだったのだ。NA用かな?う〜む。ま、いっか。
急遽バイクでディーラーに行って一回り細いブーツを購入。
(在庫があって良かったー)

これは外側のジョイント部。非分解。

内側のDOJジョイント部品

インナーレース、ボール、ケージ(リング)もばらせないこともない。

インナーレース組み付け、グリース充填

忘れずに外側、内側のブーツをシャフトに通してから。シャフト用のバンドも通しておいた方がちょっとは楽。

外側60〜70g、内側ジョイント部20〜30g、ブーツ内20〜30g

ブーツバンド締め付け

クリップ部を押さえながらバンドを締めて折り返して止める。
シャフト側のバンドは高速スポーツ走行時、高熱で空気が膨張したときのエア抜き的意味を持たせる為、多少緩めでいいかもしれない。ブーツが外れる心配もないし。
ジョイントカップの方(太い方)はブーツ内の空気が適当になるようにしながら、しっかり締めるべし。

折り返した所を軽くプラハンで叩き、更にポンチで叩いて緩み止めとする。
バンド不要部はカット。手を切らないように内側に曲げ込んでおく。

両側ブーツが新しくなったドライブシャフト。

組み付けは上記各項下線のポイントに注意して下さい。

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