デカルコ デザイン&マーキング

GA70スープラ購入・リフレッシュ・カスタマイズ・レプリカ製作記

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 SUPRAを脱がし、TTEカラーを着せてみると?!の巻

スープラを脱がす!?
 レプリカ化にあたり邪魔になる24VALVE TWIN turboデカール、車体下部の大きなSUPRAロゴデカールをはがします。 SUPRAロゴデカールは当時のカタログによると「ボデープロテクトストライプ」という名称でプロテクターモールより下を全面的にカバーしてくれちゃってます。年月を経るとハガすのに非常に苦労するしろものです。



 
実際の作業はウチのスタッフにやってもらいました。ヒートガンで暖めれば、表面のフィルムはなんとか一気にハガせるのですが、全面的にカチカチに硬化したノリが残ってしまいます。今回これはSUPRAの印刷部分までノリと一緒に残ってしまったのがちょっと驚きでした。お客さんのクルマには怖くてなかなか使えないような強力なケミカルでガシガシ、しかし地道にノリを落としていきます。非常に体に悪そうな有機溶剤系の臭いがするのでなぜか持参の防毒マスク装備です。なんでそんなの持ってるんだ? 

 デカール類をハガし終わってスッピンになったスープラです。リアウインドウのバックバイザーも撤去してますのでかなりスッキリしました。
 こうなるとなんとなく白モノ家電な感じがします。

 実はまだ反対側が残ってます。(^^;) 現実は厳しいのです。(笑)



ホイールの悩み

 TTEのサファリ仕様スープラはスピードライン製の穴のたくさん空いた独特のホイールを履いています。こんなホイールまず売ってませんが、ランチア・デルタのEVOが純正でこれとほぼ同じデザインのホイールを履いてるんですね。(モンテカルロという名称らしい) EVO1が15インチでEVO2が16インチ。狙いはラリータイヤの履ける15インチね。デルタのPCDは98で114.3のスープラとは合いません。でもPCDチェンジャー(アダプター)を特注でもすれば何とかなるんじゃないか? そう思ってヤフオクをチェックしてましたがほとんど出てきません。純正でも結構人気高いのか…?
 そもそも実際取り付けるとホイールの出っ張り具合はどれくらいになるのか? オフセットやリム幅から調べてみると、、、ムムム〜、デルタのホイールは幅が広くてオフセットが小さく、スープラは幅が狭くてオフセットが大きい。計算すると、仮にPCDを無視してそのまま取り付け出来たとしても今より32mmほども飛び出してしまう! こ、これは無理だ〜。結構デルタのホイールをアテにしていただけにかなりショック。

 しかたないので似たホイールがないかヤフオクなどを徹底チェックです。しかし無いですなぁ〜。少しでも似てるヤツ、といっても似てる度せいぜい30%くらいか。
 あとは似てないけどエンケイの最近ESグラベルからモデルチェンジしたRC-G4。ひと昔前のラリー車として似合いそうではあるが…。ちなみに実車が履いていた本物がもしあったとしてもスタッドボルトの数が違うので取り付けできません。
 調査を海外にまで進めデーモンツィークスでコンポモーティブによく似たホイールを発見! しかし今ひとつ正確なサイズラインナップが不明。16インチになってしまいそう。送料、タイヤ代を考えるとかなり思い切りのいる金額になりそう…等考えるとちょっと厳しい。
 結局今のノーマルホイールをペイントして細工するのが一番かもしれない。白くペイントして内側のたくさんの穴は塗装かデカールで雰囲気だけ表現、センターキャップにハブ穴を空けてしまえば素人は騙せるくらいにはなる・・・かなぁ?


'87、'88サファリラリー ビデオ入手

 ヤフオクで'87年、'88年のサファリラリーのビデオを一気に(別々の出品者から)入手しました。お値段は共に千円以下で安いもんです。
 '87年のものは何故か'89年発売のもので「1800円ビデオ」と銘打ってます。収録時間30分で内容的にはやや薄い感じでした。

 '88年のものはCBSソニー発行で定価7800円。いい値段してたんですね。古谷徹のナレーションで収録時間40分。内容はラリー開始前の各チームガレージの様子、ナイロビスタートの様子、日本人ばかりで構成されているニッサンワークスのサービス風景などなど、結構充実してました。'88年仕様スープラはサイドスカート部のスポンサーが一部不明だったのですがこのビデオで確認できました。やはり'88年仕様で行きますか。


TTEカラーを着せてみると?!
 
サイドスカート部のスポンサーがわかったことですし、寸法の狂いの少ない遠くから望遠で撮った写真をベースにカラーパターン、ロゴマークを配置してみました。(←拡大画像アリ!)
 うっひょ〜、かっちょえ〜。
これが現物になったらかなりの存在感ですな。大化けしますね。
 まだ正確には煮詰めていない暫定的なモノですけど、このスープラの真横の綺麗な写真は一つもないので、今明かされるってスープラの真の姿!って感じです。


つづく (ようやく現実に追いついてきました。次回はテールゲートサビ対策と何にしましょうかねー?)

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17.NOV.2006 UP



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