ラリーカー、レーシングカーのデカールの貼り方 (貼る作業そのものではなく貼る位置や角度) デカルコでは以下のように考えています。あくまでデカルコの考える基本の考え方ですので、もちろんクルマやデザインによって違ってきますし施工者それぞれの考え方もあると思います。ご参考になれば幸いです。 |
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■サイド デカールの角度が揃ってなくてガチャガチャしてるといやですよね〜。クルマの前方や後方で目線の位置をデカールの高さに合わせ、ボディ側面を圧縮して見るようにするとよくわかると思います。基本的にはボディ中央の軸と思われるライン(図の赤矢印)を基準に揃えます。上の例だとCのプレスラインを基準とします。このへんにプレスラインがない場合はラインA(ウインドウ下端ライン)、ラインD(ドア下端あるいはサイドシル)の中間くらいの角度を想定します。時折地面に対して水平に貼る方もいらっしゃいますが、それだと後下がりに見えてちょっと情けなく見えてしまいます。ほとんどのクルマはウエッジシェイプで後上がりのラインで構成されており、更に空車状態ですとボディ全体がやや後ろ上がりな姿勢になっているのが普通です。そこに水平にデカールを貼ったら後下がりに見えるのは道理ですね。
1.フロントバンパー側面 2.フロントフェンダー ホイールアーチ上 3.フロントフェンダー後部 4.フロントドア ゼッケン 5.ドア下部など 6.リアサイドウインドウ 7.リアドア 8.Cピラー 9.リアフェンダー 10.リアウイングサイド(翼端板) 11.リアバンパーサイド |
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■フロント&リア
リア:バンパー左右に貼るロゴなど外側が低いと垂れ下がった印象になるので水平か外側が僅かに高くなるように貼ります。水準器を使って水平を出す方法もありますが、クルマや地面が水平とは限らないのでご注意ください。
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■番外編 豆知識 ゼッケンナンバーについて ジムカーナやダートラの帰りには必ずゼッケンをハガすように言われるのでゼッケンナンバーを付けて公道を走るのは法的に何か問題あるのではと思っていましたが、JAFの自主規制的な規定があるだけだそうです。公道でレースまがい行為はしないよ(許可してないよ)って事でしょう。よってレプリカ専用(?)車がゼッケンナンバーを入れていても問題ない事になります。 しかし競技や走行会イベントに出る場合はそのイベントのゼッケンを支給されて貼ることになります。左右ドアに貼るよう2枚もらえれば良いですが、1枚だけで片側に貼るように指示される場合もあります。そんな時そのイベントのゼッケンを貼ってない側に違う番号のレプリカゼッケンがはってあると混乱、間違いのもとですから競技や走行会に出る方はレプリカゼッケンナンバーは貼らないほうが賢明でしょう。 |