'02ラリー参戦記 

埼群フレッシュマンシリーズ第1戦 CAMツアー2002 5月25-26日
(30.MAY.02 UP)

 99年以来約2年半(早いもんだ)のブランクを経て超久々のラリー公式戦に参戦。
フルグリッド60台、Cクラス20台。SS6本、計約20km。オール舗装。ただし路面に大穴!、落石多数あり。

今回サービス隊は2名(+土壇場追加1名)、デカルコアクティ号、更にHONDAのチームヤマト(EK9シビック)と 合同サービス(主に夜食)となり、合わせたサービス人員は6人にもなった。なんと賑やかなんでしょう。(^_^)

 出発直前、ラリーの受理書がどーゆー訳か行方不明となり、どうしても見付からない。ゼッケン番号も書いてないような受理書、無くても大丈夫とは思ったが、不安は不安。自分一人の事ではないからね。何とか主催者の携帯番号を教えてもらい受理書が無くても大丈夫との了承を得た。ホッ。

出発前にサービス隊に丁寧に洗車してもらって異様に綺麗なロスレガ号

ミッションオイル点検補充中

車検では例のエンジンルームも見られたわけだが何も反応はなかった。

 ラリースタート会場は群馬県草○湖ドライブイン。関越から新しく北関東自動車道というのが伊勢崎に伸びておりアクセスは比較的楽だった。集合場所に着くとすでにミラージュ、エボ、インプレッサなどのラリー車でかなり埋まっていて、車種もカラーリングも特異なロスレガ号で入っていくのはちょっと気恥ずかしい。

 皆さんのタイヤ、A〜BクラスはSタイヤを履いているクルマも素少なくない。Cクラスは純正ぽいストリートタイヤから一般ラリータイヤ、硬質路面用ラリータイヤ(YH A036,BS RE461)、Sタイヤとバラバラ!? 硬質路面用ラリータイヤが一番多いかな?ロスレガ号はRE461である。

 受付に行くと、免許証、Bライを提示して名前を言うだけで受理書を見せる必要はなかった。ま、そんなもんだね。
 でも受理書が無い事で後で少々不自由な思いをすることになるのだ。

 コマ図などと共に渡された書類の中にはSS中の路面の大穴、落石などの危険箇所(多数)をコマ図またはSSスタート地点からの距離で示した案内書が入っていた。
 このレベルのラリーは通常レキが無い(=ペースノートが無い)のでSS中ナビはただの荷物になりがちなのだが、今回はそれを指示するというナビの仕事もあるわけだ。


PHOTO BY S-BOY第1ステージ
 ドラミ後、いよいよスタート。この時とある違和感を覚えるのだが・・・それは…!?
 まずはOMCP(オドメーターチェックポイント)。OMCP看板がコマ図と違って道路の右側に立っていた!なんでや〜。しかもあまり目立たない看板だ。前車が止まっていなかったらまた見落としてた可能性もある。怖い怖い。

 チェックポイントからややハイアベで穴ぼこ下見、兼肩慣らしの後、山を移動して上りのSS1、Uターンして下りSS2。残念ながら極細タイトターン、タイトヘアピンの連続で、ハイギアードなロスレガには最悪のパターン。1速を多用しレブリミットにあたるほどビンビン回して走る。クロスミッションを入れないとどうしようもないと痛感!

 SS1ゴール直後には、トラブル多発! 窓を開閉するレギュレターハンドルが落っこち、エンジン回転が3千回転から下に落ちなくなり、ブースト計の照明が消えた。(^^;)
 幸いSS2は同じ道の下りなのでスタートまで時間がたっぷりあり、余裕で点検できた。
 レギュレターハンドルはフロアに落っこったのを拾ってクリップを調整して再びはめ込むだけでOK。
 エンジン回転が落ちないのはアクセルを力いっぱい踏み込み過ぎて(笑)、アクセルペダルブラケットが曲がってしまったのが原因のようだ。 手でペダルを引き出す方向にぐいぐい引っ張って解消。今後の対策はストッパーに当たったら無駄に力を込めない事。(^^;)
 ブースト計はどうせ見ないので関係ない。林道ではタコメーター見てる余裕すら、ほとんど無いのだ。

 ナビに次のSSの距離を聞くとわからないと言う。あとどれくらいでSSゴールなのかわからないのは長いSSだとちょっとだけつらい。意外な事に各SSの距離は受理書にしか書いてかったようなのだ。なにせ受理書なくしちゃってるもんで…。(汗)

中継(サービス)
 1ステ(第1ステージ)が終わり中継(ラリーサービス)に入る。サービス員がDECALCOのミニ看板を持って案内してくれたので大変分かりやすくてGood! 反射シートで作るともっと良いね。
 クルマを止めるとサービス隊が「何か整備するとこないですか?」と、いじりたがる。さっき少々のトラブルはあったもののほとんど既に解決済み。ブースト計の照明は・・・いつのまにかまた点っていた。(^^;)
 せっかくだけど増し締めや窓ふき、念のためアクセルのリンケージのチェックぐらいでほとんど何もすることないんだよなぁ。今思えば念のためフロントをウマに乗せて下回り、足回りの点検だけでもしてもらえば良かったかなぁ?

 夜食のサービスはヤマトと合同サービスとしたおかげでうら若き女性!によるもので…癒されますなぁ。(笑)
鍋すきうどん(?)、大変おいしゅうございました。

 受理書のSSの距離インフォメーションをヤマトチームに聞こう!と思った時には時既に遅し。出発した後だった。


不思議な取り合わせ(?)のDECALCO&YAMATOサービス風景

第2ステージ
 SS3、今回最長6.4km(だった) 。大きな穴ぼこがしばしば突如現れる。ナビによる、穴・落石箇所指示があるはずだが、ほとんどそれが聞かれる事はなかった。振動と横Gで指示書がほとんど読めなかったそうだ。コーションマーク看板「」も立っているが反射素材を使ってないので目立たず、あんましやばそうな気がしない。どうしても時々は穴、段差にタイヤを落としてしまうので、かなりの衝撃が来る。そんな路面ではやっぱ大径ラリータイヤは安心度 上だね。

 SS前半区間は道幅がある程度はあって極端にキツイコーナーも少ないのでギヤ比の問題も少なく、楽しかった!新エンジンパワーとハイグリップRE461とで明らかに以前よりレベルアップした速いスピード。ナビ(もとBCレガシィオーナー)も「レガシィがこんなに走るんだぁ!」と感心していた。気持ちよく走れたところは相対的にタイムも良くSS4番手。(2ndベスト車より1分も早い計測ミスと思われる車両を除く)
 ただしSSフィニッシュ直前、砂利だらけの狭い橋の欄干に左ミラーを軽くヒット! その程度なら…と思っていたが後でよく見たらリアフェンダーにも長いかすり傷が!あー、今回もノーダメージでは終わらなかった。

 SS4,5はSS1,SS2上り下りのほぼリピート。あー、ギヤ比が合わん!

SS間の移動では中継(サービス)の前を通るのだが我がDECALCO&ヤマトのサービス隊はいつまでもテントが立って明かりが灯っていた。他チームのサービス隊はみんな撤収して誰もいないのに。
何やってんだ?宴会が盛り上がってるのか?(笑)
後で聞いた事には全日本ダートラチャンプ石井さんが来ていたそうだ。

最終のSS6はSS3の逆走。しかし道幅狭い荒れた区間から道幅のある区間に出てすぐSSフィニッシュ。なんだよー。そこで「走らせる」区間は終わりかと思いきや、タイムをくれたオフィシャルが
「がんばってください!」と言った。
これはもしや…、ナビに
「ハイアベじゃないだろーなー?」
と聞くと
「えっ、、、あっ(焦)、アベ50km/h!」
やっぱし。ちょっと焦ったもののその道でアベ50km/hは難しくなく、ほどなくオンタイム。(すぐにチェックがあったらやばかったが)一度アベに乗ってしまうとあとは楽勝。えーい、全開で走らせろっつーの。逆に油断しすぎて先行したり遅れたり。チェックにはファイナルほぼゼロでは入ったけどね。

GOAL
 というわけでゴール。
 表彰会場は例によってタコ部屋雑魚寝でほとんど隙間も無い。
 チームヤマトEK9シビック組のSSタイムを聞くとBクラスなのにほとんど完全にこっちの負け。「げげ、俺が超遅いのか?」と思ったら彼らはなんとBクラス優勝!な〜るほど。すんばらしい!おめでとう!
 で、我々のリザルトは…ムニャムニャ…(^^;)。SSのみ合計では別に遅いわけではなくCクラス6位相当ではあった。

 サービスに来て頂いた皆様、ヤマトの皆様、色々お世話になり、大変ありがとうございました。

 MOTULのレーシングブレーキフルードのおかげかブレーキは全く問題無し。ジムカーナハードのリアブレーキパッドもちょうど良い感じだった。幅広RE461、とオフセットが少ないホイールの為、タイヤがホイールアーチに当たる。フルバンプしたタイヤが戻る時、フェンダーの爪を引っかけるらしく一部爪が外側にめくれていた。爪折りする?
 クロスミッション、次回までにはなんとかするぞ!


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