'02ラリー参戦記
■埼群フレッシュマンシリーズ第2戦
あさま隠し山岳ラリー2002 7月6〜7日
ラリー復帰第2戦、今度はクロスミッション化して勝負!のはずだったが1速ドリブンギアのメーカー欠品(直前に入荷予定だったのに来たのは2速ギア!!)の為、はなはだ残念ながら実現しなかった。くぅ〜。
タイヤについてだが時期的にウェット路面になる可能性も高いし、クロスミッションが入らんのであれば外径の大きなRE461Rでは厳しいと判断し、標準サイズ(205/60R15)のファルケンアゼニスを用意して臨む事にした。(結果的には大失敗だったのだが…)
今回もありがたいことにチームヤマト(EK9シビック)と合同サービスだ。
夜食のメニューはI村さん特製「ひつまぶし」!(ひまつぶしじゃないよ)
名古屋名物でうな重みたいなものらしい。おひつに入ったうなぎご飯?を取り、一杯目はわさび入れてかき混ぜて、二杯目はだし汁入れて、三杯目はお茶漬け風(だあったかな?)にして食べるんだそうだ。こちらも楽しみ。しかし会場に向かう途中どうも腹の調子がよくない。うぅ…。
集合場所は群馬県は須賀尾のダートラ場。ご存じない方には長野原のちょい南と言えばだいたいの場所はおわかり頂けるかな?前回CAMのラリーより少し遠いけどタイスケがだいぶ遅いので余裕であった。
須賀尾のダートラ場の入り口は相当に荒れた砂利道で、、、ローダウンのクルマは入れませんな。
受付を済ましコマ図を見ると、、、走る場所はかなり限られてるみたい。同形状のコマ図が繰り返し現れる。申告チェックはあらかじめ計算で答えが出る!ようになっているし、通常チェックポイントも少ししかなく場所もある程度コマ図に記されているので、普通にこなせばほとんどドライバー勝負なラリーだ。
1ステSTART
さて我々のゼッケンは51番、スタートは夜9時51分。大変遅い。スタートゲートをくぐる時のアナウンスは我々のチーム名「デカルコ旧車でGo!」を読む時、吹き出しておりました。(^^)
オド、申告の1CPを無事こなし1.5kmのSS1、アゼニスは軽快でフロントはよくインに入るもののリアが全くといっていいほど流れず、「乗りこなしてる感」が無くちーとも楽しくない。
1.5kmなどあっという間に終わりSSゴール。ナビはゴール地点でチェックボタンを押して…ないですなぁ。だいぶ遅れてから押してた。
さて少々場所を移動して、いかにも2ステでSSになりそうな山道、アベ23Km/hのローアベ。なかなかチェックが現れない。うーむ、こりゃローアベ走行しながら出来ればペースノート作ってくださいって事か。難しーなー。チェック後にそういう感じになるかと思ったのだが。
もうかなりの距離を走ってしまったので使えるペースノート作製には遅すぎになってしまったがペースノート作製の練習のため何とかやってみようとナビに声をかけ、ペースノートスタートにちょうど良い目印を探し始めた。しかしなかなか特長ある場所が現れずずるずる走っていると突然ナビが
「止めて!」
と叫んだ。な、なんだ?げっ、やばそう。急遽クルマを路肩に寄せて止めると即座にナビがドアを開けて飛び出し…、後は言うまでもない。(~~;)
その間に後続車1台に抜かれてから再発進。当然1分以上の遅れ。万事休す。ぶっ飛ばしてすぐに抜かされたクルマに追いつくがローアベとはいえ果たして追い越し出来るのか?
幸いしばらく後ろを走った後にちょっとだけ道幅が広い所にさしかかり、すかさず全開でパスしてそのまま全開。遅れを9秒にまで取り戻したところでチェックとなってしまった。
SS2、3.5km。スタート後しばらくの区間、見通しが利かないベント、直線といったパターンが続き道を知っていればだいぶ踏めそうな感じで歯がゆい。 道ばたの草、茂みが多くて全般的にもコーナーが読みづらい。
終盤でY字路直進!と見せかけておいて急に右にカクッ!と曲がっている魔のコーナーが現れた!、やばいっ!!完全フルブレーキ!キィ〜〜〜。四輪ロックで何とか刺さらずに止まりエンスト。ひ〜、危ない危ない。再始動に少々手間取る。やらしいことにそこにはカメラマンがいてフラッシュを焚かれた。後で聞くとあそこでは刺さったり止まったりした車が少なくなかったらしい。ヤマトのシビックは小破ながら刺さってしまったらしい。やばかったのは私だけじゃないのね。
さて中継(サービス)ではI村さん特製「ひつまぶし」に舌鼓を打つ。腹の調子は幸い問題なくなっていた。二杯目のだし汁入りの複雑な味わいが特に新鮮だった。ごちそうさま〜。
ロスレガ号の方は特に問題ないものの一応フロントをジャッキアップして足回りの点検をしてもらった。スタビのボルトがちょっと緩かったとの事。あとガスコンの無い今回は重要な燃料補給。K藤君、M島さん、I土君、雨の中ありがとう。
PHOTO BY S-BOY
2ステ
2ステは1ステと同じ所を何度も走るコース。
再スタート直後の3CP前(ローアベ区間)、自分らの前に後ろゼッケン車が並んでしまい追い越しできずに2分くらい出遅れてしまう。並んでるクルマの前に出た後、ぶっ飛ばして苦労して2台抜きオンタイムでチェックイン。でも何で一つ前ゼッケンのクルマが後ろにいるんだ???
SS3、さっきのSSの再走。
タイトコーナーで思い切りフェイントをかけても、また、早めにハンドル切ってアクセル全開にしてもやっぱりグリグリグリップしてしまい、コーナーに入ってから1速にシフトダウンせざるを得ないような場面が多い。多少なりともドリフトしないと回転が下がっちゃうんだなぁ。(結果的にはこれが遅かった主原因か?)
魔のコーナーの存在がわかってても見た目にダマされて引っ掛かってしまう。さっきほどパニック状態にはならないものの停止寸前までフルブレーキ。なんちゅー危ない道じゃ。
SS4、1.5km、SS1の再走。特にコメント無し。
このあたりからナビは意識を失い始める。5CP前のパスコン操作もやり損ね、チェックインのタイミングも計りようがなかった。
SS5、1ステでローアベだった区間。フロントもリアもタイヤが流れないのならフロントタイヤのグリップを信じて侵入速度を上げるしかない。怖いけど。
SS終盤「いつもと違うリズム」で緩やかで細かい下りS字を処理している間に、キツイ右コーナーが目前に迫っていた。ああっ、ヤバイ〜ッ!間に合わないっ!(大汗;)
キ〜〜〜、ゴトッ!
あー、やっちまった。左フロントタイヤを側溝に完全に落としてしまった。下手すりゃリタイヤか?いやな考えが頭をよぎる。とにかくリバースギアに入れて脱出を試みる。こーゆーのは一気にハイパワーをかけて一発脱出が一番だ。いくぞ〜、グォ〜、おれっ。グガガガガッ、ブゥ〜。やたっ。脱出成功!流石トリプルデフの四駆。二駆だったら脱出不能でリタイヤだったでしょう。
幸いほとんどダメージは無いようだ。しかし原因は完全なドライビングミス。トホホ〜だなぁ。
その後すぐに最終SS、SS6。並んでるクルマの列の最後に着こうとしたその瞬間、ナビがまたも…、あぁ、これ以上書けない。(++;)
SS6後半は今日初めてアタックする下り。あまり何度も走った道より初めてに近い道の方が楽しいななどと思う。さっき側溝に落ちた影響も特になく、大きな失敗なく走りきりフィニッシュ。
GOAL
で、結果は良くないに決まっていたが、各CPで予想以上の大減点。リザルトはなんと屈辱のオーバーオールどべだった。(ToT)
後日正確に確認したところSS計でもクラス15番手。あっら〜。CAMのラリーではSS計6位くらいだったのに。前回勝ってたorちょい負けの選手達がかなり上位に入ってる。
あっらっら〜どーしちゃったんでしょって感じ。(~_~;)
走ってて気持ちよくないものの、特に遅いつもりはなかったんですが、こんなに遅いとは。
超悔しい〜。
チームヤマトの方はまたもBクラス優勝の快挙。すげ〜。おめでとう。
全く対照的ですなぁ。ショボン。
CP大減点の原因だが、3つあった通常CPいずれも2分前後の大減点を喰らっていた。どうして、どうして、どうして〜? 最後のを除くとがんばって追い越して9秒遅れやオンタイムで入ったはずなのに。
帰宅してから夜、必死で考えた。ラリコンがおかしいのか?いやしかし…。指示書やコマ図をじっくりチェックして答えが出た。
各チェック前にあったパスコン位置が間違っていたのだ。コマ図の交差点からパスコンなのにコマ図先2.7km先からのチェック区間の始まりをパスコンとしていたのだ。あぁ、またも根本的な間違いを最後まで気付かずに…。
ナビによるとドラミ後にチェック区間の記入間違いに気付きその修正時にパスコン位置までもそれといっしょに間違った修正をしてしまったそうだ。私がその間違いに気付くのは、かなり難しいよなぁ。
はぁ〜あ。勝負はクロスミッション導入してからだいっ!
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