'99ラリー参戦記 (ページ内ジャンプ)
■埼群フレッシュマンシリーズ最終戦 if 山岳ラリー
(群馬赤城山周辺 10月23〜24日)

■埼群フレッシュマンシリーズ第4戦PlayStageラリー
(群馬月夜野周辺 8月28〜29日)

■インターゲットラリーVOL.3 in長野Fクラス(初級部門、2000cc超、出走6台)準優勝!
(長野菅平周辺 5月29-30日)

■ラリー初参戦!埼玉群馬フレッシュマンラリーRd.1PDcc彩の国ラリー
(埼玉嵐山周辺 3月20-21日)


埼群フレッシュマンシリーズ最終戦 if 山岳ラリー(2.NOV.99 UP)

 今年最後(たぶん)のラリーは埼群フレッシュマンシリーズ最終戦 if 山岳ラリー(群馬赤城山周辺 10月23〜24日)だ。全日本ラリーで一部には有名なモントレーを主催するところの主催であり、今回のラリーのコースも恐らく全日本のコースとだぶるであろう、ラリーにはよく使われる道がコースになったようだ。そして私にとっては初のSSも多数ある。ただし噂のダートSSはなくなりオールターマック。ちょっと残念だ。
 最終的に約80台ものエントリーがあったそうでこのラリーの人気が伺われる。(全出走台数60台までとJAFに決められているので約20台が不受理となったはず)私は早々に申し込んだのと、このシリーズで1回不受理を喰らってるので幸い受理されたようだ。
 エントラントリストを見ると群馬からのエントリーばかりなのには驚かされた。地元の群スぺ(群馬スペシャリスト)予備軍たちが大挙して出場?・・・こちらは全て初めて走る道である。10位以内に入るのも危うい?厳しい戦いが予想された。速さが正直に数字で出てしまうSS、びりっけつあたりだったらやだなぁ、でもSSは楽しみだなぁ、と期待と不安が入り交じる。

 今回ウチのチームからシビック(EG)もエントリーしており、クラスは違うもののこちらとの勝負?というおもしろさもある。サービス隊は前回に引き続きのfORfLATの加藤さん、BCBFメーリングリストメンバーのGatamangさんに来ていただいた。彼らは直接関係ないのだが勝手を言ってシビック組のほうもサポート(夜食供給等)してもらうことにした。ありがとうございますー。

 クルマの方は新たに補助灯(前部霧灯)を装備している。前回のPlayStageラリーの時にコーナーを見誤るというミスを犯したことと、そのラリーのハイアベビデオ画像で補助灯付きのクルマの明るさを実感したことから、必要性を感じたためだ。モノはシビエオスカー+II(フォグ)。ほんとはクルマにはPIAA ステッカーが貼ってあるのでPIAAにしたかったのだが希望のモデルが絶版とのことでやむなくシビエとなった。付けたのはラリー1週間前の日曜日。バンパー埋め込み作業は予想通りたっぷり時間がかかり丸1日仕事だった。
 実はラリー三日前にクルマをぶつけてしまい、バンパーコーナー部がへこみ、右のヘッドライトとターンランプを破損してしまっっていたのだ。そのとき付けたばかりのフォグランプが割れなかったのは奇跡的であった。へこんだバンパーはすぐに熱湯をかけて柔らかくして裏から押し戻し、ヘッドライトとターンランプはスペアを持っていたので翌日には修理完了。ラリー前はちょっとドタバタであった。

 さてラリー当日、同チームのシビックと共にスタート会場に向かったのだが、ちょっと早く着きすぎてしまいそうなので現地近くの喫茶店でコーヒーを飲んで時間調整をした。これですっかり落ち着いた気分になり、それまでのドタバタ気分と決別できた…つもりだったのだが・・・。その直後、意外なトラブルと直面する事になるのだ。
 
 スタート会場に着いて荷物を降ろす為、トランクを開けた時それは発覚した。
「Oh! No!」

そこは
オイルの池だった!
 念のために持ってきた開封済み使いかけのエンジンオイルのキャップが緩み、スペアタイヤ収納部にオイルが流れ込んでオイルの池状態。量は2リットル以上か。スペアタイヤはエンジンオイル付け!になってしまっていた。底には水抜き用のグロメットがあるがエンジンオイルを垂れ流すわけにもいかないので大変だが全てウェスでしみ込ませて拭き取った。ウェスはシビック組から大量に分けてもらった。感謝。
 スペアタイヤに付いたオイルも表面的には拭き取ったけれどパターンの隙間までは取りきれない。まあたぶんスペアタイヤは使わないし大丈夫でしょ。スペアタイヤ収納部に水がたまるなんて話はたまに聞くが(むろん私も経験済み)オイルがたまるなんて大変めずらしい。(^_^;)

 車検を受けると、ゼッケンを貼る場所が違うという。今回はいつもと違って右ドアにはゼッケンを貼らず、ボンネットに貼るという告示を見落としていたのだ。急遽貼り直して再チェック。OKをもらう。どうもあわただしい。
 このころには既に真っ暗で風が強くかなり寒い。サービス隊には辛いものがありそうだ。
 そしてドラミ。なんとあの新井敏弘が来ていて先行車をやるとのこと。タイムが発表されて比較できたらおもしろい。比較にならないほど大差がつくんだろーけどね。ともかく同じラリーに参加(というのか?)できるなんてまずないこと。スタート前の新井さんに頼み込んで我がレガシィの所に来てもらい、ドアのダミーゼッケンのところにマジックでサインしてもらった。どうもありがとうございました。


画像提供 てつや さん

第1ステージ
 さて、いよいよスタート(前置きが長かったっすね)。オドを難なくこなし、1CP(チェックポイント)はオープンチェック(CPライン手前で時間調整が出来る)。前回のラリーの経験を生かし問題ないタイミングでCPライン通過成功。そして間もなく数台の競技車が前にたまっており、それが待望の初のSS(約2km)のスタートであった。前の競技車たちはウォンウォン回転を上げ、オフィシャルの「3、2、1、スタート!」の合図と共にかっ飛んでいく。スタートラインにはオフィシャルの車が横付けしてあって、そこでSSのスタート時間をもらう。その時からスタートまで約50秒。
 ドキドキしながらスタートの瞬間を待つ。ヘッドライトをハイビームにしてフォグランプのスイッチもONにする。前回のラリーでは最初のハイアベで特にペースが上がらなかったので、それなりに気合いを入れていく。
 「スタート10秒前。」6秒前でギアをローに入れて待つ。
 「5、4、3、…」意外にその後が長い。回転を6千回転位まで上げる。
 「…2、1、スタート!」クラッチはほとんど一気につなぐだけだ。
 道は普通のターマック林道。 きつそうなカーブは最初からフェイントをかけていく。タイトヘアピンはしばしばローギア使用。今までほとんど使わなかった3速もちょっと使用。充分に乗れてる感じではないが前のラリーのときよりはましな感じだ。(前回のように路面に砂が浮いたところが無いので楽というのもあるが)
 フォグランプの光は思いっきり拡散しているので驚くほど明るい、というわけではない。しかしスポット系と違って広範囲の景色が見えるので道は読みやすくなっている。ヘアピンでも行きたい方向まで照らされるので走りやすい。
 
SSゴール!と思ったらあっという間にゴール後のチェック車が。SSゴール後の心構えが出来ていなかったので完全にチェック車を通り過ぎてしまう。10m位バックしてチェック。(^_^;) (Cクラス20台中12番手。実際にはラリー終了後に成績表により確認。以後も便宜上同様)

 しばらく移動してハイアベ58km/h。設定時間になった時点でオフィシャルからチェックカードをナビに手渡されてスタートという方式。
 チェックカードを手渡された時点でナビが
「ハイ!」と言ったのだが、本当にチェックカードを受け取ったのか、チェックカードを落としたりしないのかちょっと不安になって少々(1〜2秒?)出遅れてしまう。おかげで余計にがんばって遅れを取り戻すはめになった。遅れをほぼ取り戻した時点で軽いドライビングミスでもたついて、また少々遅れてしまう。もう一回がんばって遅れを取り戻した時点でチェック。
 やれやれ。と思ったら今のハイアベは正解所要時間があらかじめ告知されていたので実は3秒早着だったことが判明。骨折り損のくたびれもうけだったような。(^_^;)

 ハイアベの後にはもうガスコン(燃料給油指定)だった。1ステが始まったばかりなのにいくらなんでも早すぎる。ガスコンはこれっきりなので、これだと2ステの後半ではコーナーでガス欠症状が出る可能性がある。これは問題だ。

 その後登りのSS2、SS3を続けざまに2本(各約2km)。調子は上がってきた。やはりハイアベと違い時間に追われる焦燥感はない。ただただ淡々と集中してできる限り早くゴールに着くように走る。きついカーブかな?と思って減速していくとそんなにきつくなくてその後3速に入るような長いストレート…なんて所が何回かあって、がっかり。道を知っていればだいぶ速いはずだ。SS3を終わったところでUターンでプール。SS4,SS5はここの下りとなる。ゼッケン1から止まっていて、すれ違っていく。シビック組も無事に止まっていた。さっきのハイアベで5秒も早着しちゃったとのこと。同じチーム員がいるとこういうとき話が出来て楽しい。最後にウチもUターンして待機。周りの何台かの今のSS3のタイムを聞くと3秒負け〜1秒勝ちだった。とりあえずボロ負けということは無さそうで一安心。(SS2 5番手、SS3 8番手 ともうすぐ10年落ちのレガシィとしては悪くはないタイムだ、よね?)

 下りSS4(1.5km)スタート。ここは1.5kmの間に3台ほどのクルマがコースアウトしていて、それぞれスピード落とせ落とせの合図。ある程度減速するので全開走行区間はほんの少しという感じ。次のSS5(2km)も多少距離は長いもののコースアウト車が3台ほどで似たような雰囲気。こんなんでSSとして成立するの?と思う。
 私はちょっとヒヤッとする場面はあったもののほとんどタイムロスもなく終了。これで第1ステージが終わり中継地点(スタート会場)に帰還。(SS4 9番手、SS5 7番手)

中継(サービス)
 中継地点では加藤君とGatamangさんがクルマを誘導してくれた。そして夜食には私の希望を汲んで、辛さを押さえたキムチ鍋が用意されていた。肉も入ってたし温かくてとっても美味い。サービス隊がいなければ冷たいおにぎりか何かだと思うと超ありがたい。シビックチームにそれまでの減点を聞くとたったの1点差で負けだった。
「ふっふっ、勝ったな!」とシビック組のナビ。
「2ステ、見てろよー」と私。
 1ステの暫定減点結果を見に行くと、Cクラス10番手辺りだった。私としてはまあまあと言えばまあまあだが賞に絡むにはちょっと難しいポジションだ。
 ガソリンが心配なのでシビック組の持ってきた携行缶から少しガソリンを分けてもらう。だが遠慮して数リットルしか入れなかったのだが、これは後でちょっと後悔することになった。

 スタートまでの間、だべっていたら先にクルマに乗り込んでいたナビに
「スタート5分前だよ!」
と、ちょっといらだちのニュアンスを感じさせるお言葉。
私はステアリング操作の妨げにならないよう腕時計を外しているためうっかりしていたが、もう少し早く注意して欲しかったと思う。
 2ステスタートラインまで来てミネラルウォーターを積み忘れていたことに気づいた。サービス隊に持ってきて欲しかったのだがこんな時に限って見送りに来てくれていなかった。SS後など、ちょっと喉が乾くかも知れないが、ま、それくらいがまんしよう。ホントに喉が乾いたらナビの分を分けてもらえばよい。

第2ステージ
 
2ステ最初のSS6はSS1区間の再走。ここはなかなか上手く走れたと思う。SS1ではローにシフトダウンしたヘアピンも2速で行けたり、気持ちよくドリフトが決まったり。
 SSゴール後、思わず
「今のはなかなか上手くいったね。」と、私。
SS1より6秒も速いもん。(SS距離は16m短いものの)」と、ナビ。
 結果的にはここがSS3位で私のベストSS順位となった。ただし同タイムが他に3名もいるんだけどね。

 そしてハイアベはやはり1ステと同じ区間。スタートの合図でナビが今度は
「Go!」と言ってくれたので即ダッシュ。無理なくオンタイム走行できた。

 しかしながらガソリンの残量。あっという間に燃料系の針が下がってきて半分に近づいている。移動区間は極力低燃費走行をするしかない。あっ、もしかしてガスコンが早めにあったのは一般道移動区間をゆっくり走らせるための作戦だったのだろうか?

 SS7はSS6の逆走(下り)。(だったと思う)
ここでは右コーナーでテールがちょっと余計に出てしまい土手に(ホントに土手だよ)軽くヒット!
でもタイムロスはほとんど無しで突っ走った。
(う〜、今回はノーダメージで行くつもりだったのに〜)
(SS7 5番手)

 SS8は1ステのSS2・3の登りを一気に駆け上る4.4km。これくらい長い距離の方がノッてきてから走る距離が長くてハイになれる。(^_^;)(SS8 8番手)
 次のSS9までの長いインターバルの時にさっきのダメージをチェック。リアバンパー左サイドが少し外れかかり、ボディとの間に草や葉っぱがいっぱい挟まっていた。車体にダメージがあってもガードレール等を破損してない証拠となるので意識的にそのままにする。

 最後SS9はSS8の逆走下り4.5km。ハードブレーキングはするけれどコーナーにはスローイン(ファーストアウト)を心がけてコースアウトしないように走る。
 横Gが少し残った下り急勾配のブレーキングでリアが流れて少々タコってしまい、立て直すときにワイパーを作動させてしまうお茶目な私。(^_^;) タイムロスは1秒ちょっと位かな?
 心配されたガス欠症状は出ないで済んだようだ。ゴール後の燃料系の針の位置からすると、中継地点で携行缶からガス補給していなければ最終SSのヘアピンカーブなどでガス欠症状が出てしまったかも知れない。主催者にはガスコンをあまり早いうちに設定しないようお願いしたい。燃費が悪く、ガソリンの偏りでガス欠症状が出やすいクルマもいるのだから。(私のクルマだけ?)
(SS9 8番手)

GOAL
 さて、ようやくゴール会場に到着。
 ラリーを通してドライビングミスによるタイムロスもほとんど無く、チェックのタイミングもまずまず。ナビチョンも無くミスコースも無いという完璧ぶりでラリーを終えた。
 まずはシビックチームと総減点を比べてみると1ステの1点負けから逆転。僅か2点の勝ちだった。(一応予告通り?) 区間SSタイム合計では7秒勝ち。登りSSでは勝っているものの下りSSでは僅かずつ負けていることを指摘された。ふーむ。ダウンヒルでは軽量FWD車侮りがたしだ。

 長い待ち時間後、結果が出ると1ステから順位に変動はなく、Cクラス20台中10位(うちリタイヤ3台)だった。ほぼミス無く全力を出しきっても10位止まりという厳しさよ。(^_^;) 
 ただしSS合計タイムのみで比べると8位にジャンプアップである。ラリー区間での減点がやや多い。2次補正もやってたしそんなに狂うはずはないのだが5秒減点1回、3秒減点が2回ある。その原因は不明だ。たまたまの誤差の積み重ねなのだろうか?
 一方シビック組はBクラス4位入賞。(いいなぁ、ウチらより減点多いのに)
 彼らは昨年、一昨年とこのラリーをリタイヤしているのでホッとした様子だった。
 無事表彰式も終わり・・・と思ったら主催者から訂正が。Bクラス4位5位は同減点なのだが「SSが速かった方が勝ちとなるのを見落としていた」そうで、シビック組は(実はSSは負けていたので)5位に下がってしまったのだった。最後にちょっと「ぎゃふん」であった。でも交換した5位の賞品は4位のよりいいくらいだったので満足?

 後でじっくりリザルトを見ると、私のSSタイムはそれまでの埼群フレッシュマンの表彰台メンバーにほとんどひけを取らないSSタイムであったことが判明した。埼群フレ第1戦の優勝チームには勝ってるし。(もしかしてクルマの調子が悪かったとか?)それなのになんで10位かというと今回は地元のスペシャリスト達が何台も出てきたということだろう。

 結局埼群フレッシュマンシリーズに限れば1ポイントも取れなかったのは残念だが、この1年を振り返って、自身のスピードアップ、レベルアップは確実に図れたと思う。細い舗装林道にラリータイヤという条件に限ればあこがれのWRCに近い走りが可能になった(と自分では思うんだが…)ゆえに充分な満足感がある。今どきレガシィでやるかぁ?と思われるだろが、ラリーを始めてみて良かったと思う。


埼群フレッシュマンシリーズ第4戦 PlayStageラリー(1.SEP.99 UP. 2.SEP微修正)

ラリー主催PRESTIGEさん

 ラリーに挑戦!3回目は埼群フレッシュマン第4戦PlayStageラリー(群馬月夜野周辺 8月28〜29日)。結果はというとCクラス23台、完走19台中15位と全然でした。(;_;) コースアウトもありーの。

 ラリーは地方格式のSSの無いものでしたが参加55台を集め、なかなかの盛況。オールターマックなのだが例の大雨の後で路面が砂だらけ&高いアベでリタイヤが続出。13台がリタイヤしフレッシュマンラリーとは思えない完走率の低さでした。Bクラス(1000〜1600cc )なんて半分近くがリタイヤしてました。
 SSが無くてもハイアベは盛りだくさんで、かなり走らせる設定は驚きのレベルでした。

 今回もfORfLATの加藤さん、前回に引き続き沼口さんにサービスとして来て頂いた。 サービスカーは加藤さんの'92ニュージーランド仕様のワークスレガシィレプリカ!いざという時、部品取り車にもなります。(^_^) また、スタート時には同じくfORfLATの太田さん夫妻も顔を見せ、なかなかに賑やかで楽しい雰囲気だ。

 今回新装備として、BCBFMLでお世話になっているナオキさんに作ってもらったドライバー用のファイナルタイム(指示速度に対する遅れ、進みの秒表示)インジケーターを導入している。(ありがとうございました)
 ファイナルタイムがドライバーから非常に見易くなっており、チェックにタイミング合わせるのもやり易くなるはずだ。初の実戦使用となる。

第1ステージ
 さてラリースタート。リンゴ畑の間の細い道でオドメーターチェックをして、次にいきなりのハイアベ52km/h。これはちょっとおっかなびっくり気味の走りとなってしまい、いまひとつペースが上がらず7秒遅れで1チェック。次は気合いを入れてフェイントをかけて行こうと密かに決意する。

 次のハイアベチェック区間入り口。我々の出発時間1分前になるが、何故か前車は出発しない。あっという間に我々の出発時間になってしまう。やむなく前に出ることにしたのだが、道が狭くて前に出るのに少々時間がかかり、数十秒スタートが遅れてしまう。くぉーっ!
 さっきの決意もあり、それを取り戻そうとがんばる。
 だがあっという間にチェックで遅れはあまり取り戻せなかったみたい。
 そこで出されたアベ 57.8km/h!
 出しアベなので(10何秒かの遅れからスタートするので)かなりきつい。路面はあちこちで砂や土をかぶっていて滑りやすく危険もいっぱいだ。
 引き続きマキシマムアタック、コンセントレーション120%で行く。←意味をくんでね。
 やっぱりフェイントをかけてコーナーにアプローチした方が全然良く曲がる。レガシィの運動性がこんなに高かったなんて!

 ナビは
「行ける行ける!乗ってるよ!」
と盛り上げる。
しばしばコースアウトしそうになるのだが
「乗れてるときは大丈夫!落ちないよ!」
とあまり信憑性はないのだが?心強い声をかけてくれた。
 チェック時の遅れは取り戻しつつあったようなのだが、途中で右コーナーを左コーナーに見間違えるという初歩的?ミスを犯す。
「右!!!」
とナビに大声で叫ばれる。
(だってガードレールが変な風に途切れてたんだもん)(^_^;)
同時に私も気づいたけど、その時にはすでにすっかり左に曲がる態勢。対応できずにフルブレーキ。一旦停止、バックギア使用。(^_^;)
 チェックまでまだしばらく距離があったのだが、そのぶんの遅れは取り戻せなかった模様。でもやるだけやったという満足感はあった。
 チェックでクルマを止めるとFブレーキ(パッドはまだ新しい)から煙がモワモワ立ち上るのが運転席からも見えた。きっとローターは真っ赤だなと思う。

 第5チェックはオープンチェックなる聞き慣れないもの。チェック手前1mまでノーチェック区間なのでチェックを見つけてから時間調節してチェックイン出来る。
 ナオキさんに作ってもらったドライバー用のファイナルタイムインジケーターのおかげでファイナルタイムはとても見易い…のだが、停止状態から発進してタイミングを合わせるのは意外と難しい。
 おっと速すぎる、と減速したら減速しすぎ。少し遅れ気味になってしまった。ははは。

 そのチェック後またハイアベ57.8km/h!。これは乗れなかったようです。

 そして次のチェック区間入り口。時間調整していると後ろの競技車が
「あれぇ?まだ出ないのぉ?」
と言いつつ抜かしていった。
ん?まだうちは6分もあるぞ?しかし後続は次々と出発していく。
「俺、なんか間違った?」
とナビ。
そんなこと言われても判らない。
4台位に抜かれるに至り、これは何か間違えたに違いない ということで あてどなく出発した。あ〜あ。
テンションはちょっと下がっちゃいましたね。(~_~X)
どうやらパスコン(速度指示変更点)でのアベ入力間違いが原因らしい。
後で判ったことにはやはりここで大減点(約6分!!)を喰らっていた。

 1ステ最後のハイアベは比較的広い道。気持ちよーく走れる。(ハイアベに乗れるかどうかはともかく)
緩やかなヘアピンを軽いドリフト状態で曲がっていくとスーッとドリフトアングルが付いてきて、そのままだとイン側に突っ込むか、パワーを食われて失速しそう…なのでステアリングをちょっと戻してヨーを逃がしたりしてたけど、あのまんまだったらどうなったんでしょうね?
 どこかでビデオ撮影をすると言っていた所、煌々と光る照明があってすぐ判った。撮影はヘアピンみたいに回り込んだコーナーかと思ったら緩いS字コーナーで、なんか中途半端な走りになってしまう。カメラマン自体は判らなかったけどちゃんと撮れたのかな?
 
 ガスコン(ガソリン補給指定)を経由して、それからちょっとミスコースしてから(^_^;)中継地点(スタート地点と一緒)に戻っていると、なんと目の前には追い上げ車が。だいぶ遅れた感があります。
 中継地点に着いても目の前には最終ゼッケンのテラノが。帰ってきたのは一番最後かな?もしかして?サービス隊のみなさまお待たせしましたー。(^_^;)


後編 (7.SEP UP)

 サービスでは加藤君が一人前あたりわずか100円で買ってきたというおでんをぱくつく。ラリーサービスにおでんは定番なのかぁ?うまいです。サービスのお二人にはホイールナットの増し締め、ウインドウ拭き(含む内側。さっき曇っちゃって困った)などをやってもらった。感謝。

第2ステージ
 さあ、第2ステージスタート。スタート地点でオフィシャルにタイヤの銘柄を聞かれる。
クルマにはビブ君が描いてあるけど
「だんろっぷ84R!」
「ミシュランじゃないです!」
「ワッハッハ」
ナビにはうけた。(^_^)

 2ステスタートはノーチェックなのでゼッケン順バラバラのスタート。案の定、チェック区間入り口ではゼッケン順を入れ替える混乱が発生。狭いところでノロノロと走行順を入れ替える。
ナビいわく、
「こうなるの判ってるんだからちゃんとゼッケン順にスタートさせればいいのに!」
ごもっとも。

 2ステ最初の第10チェックを無難にこなし、ハイアベまたも57.8km/h。(←なんで半端なんだろう?)
例によってチェックで背負うビハインドはなかなか取り返せない。ストレートがあんまり無いんだよなー。
 そして、ある左コーナー。路面が砂っぽかったのか、「ずるーーっ」とフロントが逃げるぅ!('o';)
「しまったーァ!!」(イニシャルD風に)(^_^;)
ブレーキを踏む余裕もなく、結構な勢いでコースアウト。横から土手にボーン!と当たり、少々跳ね上がってから路肩に着地。(よくWRCのビデオで見るような感じかな?)スタックするとやばいので速攻でアクセルを踏んで脱出。あーあ、もしかしてボディ右側面ボコボコ? ただ土手の感触は柔らかい感じだった。走り出しても今回も足周りにダメージは無いようだ。間もなくチェック。コースアウトの分の遅れは余計だな!

 時間調整の時にクルマを降りてダメージを見てみると、幸いなことにダメージは小さいようだ。フロントバンパーサイド下部が内側に入り込み、引きずられてフェンダーが少し変形しているだけのようだ。ドア下部は黒い土だらけでよく見えないがへこんでるようには見えない。あの勢いでコースアウトしてこれくらいで済めばラッキーだ。
あ、でもナビは首が痛いと言ってました。スイマセ〜ン。(~_~;)

 次のハイアベ50km/h。最後の方で前走車(GC)に追いついてしまう。もう上位入賞の夢はとっくに捨ててるけど困るなー。2台連なってチェック。チェックインを伝える笛の音が「ピッ… ピッ」。
チェックの係りの人は事情を察してくれて、
「(ここから)20秒あげるよ。」
と言ってくれた。前車と更に20秒分間隔を開けていいということだ。
「ありがとうございます!」
でもラリコンの操作はどうすればいい?広い場所でクルマを止めてナビ&ドラ相談。下手にスタートタイムを入れ替えたりするよりも、次のチェックは20秒遅れ(のファイナルタイム表示)で入れって事に決定。ちょっと判りにくいけど。ちなみになんで20秒もらうことが出来たかというと、私の後ゼッケンのクルマは1ステで早々にリタイヤしており、後ろとの間隔が空いているからだ。

 さて次のハイアベ今度も57.8km/h。たぶん1ステ最後の方で走った道幅の比較的広い区間の逆走。
 早めにステアリング切ってアクセル全開。結構ドリフト的に走れるのでちょーしこいて走ってたら、またしても「ずるーっ」といってコースアウト。道幅も広かったしちょっと緊張感なく
「あーあ、またやっちゃったよー」
ここでは幸い少し路肩のスペースがあってそれほどショックも無くダメージもなかった模様。タイムはもちろんロスしている。

 そしてそしてようやく最後のハイアベ、しつこい位のハードなアベ57.8km/h。
ゆるやかな峠を駆け上がりきると、そこからタイトで急な下りヘアピンつづら折れ!
「こんなん絶対アベ乗れるかい!」
アベには乗れないが、そんな道でもフェイントをかけていくと我がレガシィはくりくりと良く曲がる。非常に急勾配のヘアピンなので路面がねじくれて4輪がちゃんと接地しないのだろう…コーナーによってはサイドを引いたかのようにくるりん!とターンが決まる。(^_^)
 途中からはBクラス車がほとんどコーナーごとに刺さっていた。赤色灯や三角停止板でキラキラ光っているので、まるでクリスマスツリーのよう。(失礼!)
 そうこうするうちに先の前走車(GC)にまたしても追いついてしまう。むむむむ、20秒間隔広げてるのに。これではアベ45km/h位だ。もちろん追い越せる場所なんか無い。悪いけどピッタリ後ろに着けさせてもらう。前のドライバーはプレッシャー感じてるかなー。これで前のクルマが刺さっちゃったら悪いなー。でも(あおる形になっても)しょうがないよなぁ…。などと思う。
 そのまま しばらく走って2台連なってチェック。更にタイムロスが重なった。まー勝負は問題外なんだけど。

GOAL
 あとはゆっくり沼田健康ランドに向かいゴールとなった。その沼田健康ランドでもちろん入浴。ミニプールもあって久々数年ぶりに泳がしてもらいました。素っ裸で。気持ちよかったぁー。
 結果待ちの間にステージに並べられる賞品はなかなか豪華。でも1個ももらえないんだよなぁ。ハハ。(^_^;)

 リザルトは総減点566。(^_^;) Cクラス23台中15位(リタイヤ4台)総合では35位という冴えない結果。ナビチョン大減点(373)を筆頭に、前車の影響、コースアウト(ロスは合計30秒位か?)などが敗因。

 リザルトは良くないが、まぁ、走る方は確実に運転スキル アップしたと思うし、たっぷり走れて楽しめました。 考えてみれば対向車の心配もなく公然と山道をぶっとばせるのですから楽しくないわけがない。
 コースアウトがなければ(それが問題や)他のクルマ(平均レベルね)に比べてそう引けはとらないようにはなったようだ。

 あとで正解表(目標チェック間所要時間みたいなものの表)を良く見ると改めてハイアベがこんなにあったんだ!と思う。アベ50km/h以上のチェックが11箇所。あんまり覚えてない私・・・σ(^^)

 サービスに来てくれた加藤さん、沼口さん、お疲れさま&ありがとうございました。
 また、ドライバー用のファイナルタイムインジケーターを作ってくれたナオキさん、ありがとうございました。とってもナチュラルに役立ってましたよ。


■インターゲットラリーVOL.3 in長野に参戦(1.JUN.'99 UP)
Fクラス(初級部門、2000cc超、出走6台)準優勝!
東京フレッシュマンシリーズ フレッシュマンクラス3位!(排気量区分無し、出走10台以上)
 ラリー参戦2戦目はプロクルーズ主催のインターゲットラリーVOL.3 in長野(5月29-30日)。東京フレッシュマンシリーズとダブルタイトルでもある。
 今回は、なんとfORfLATの方二人にサービス隊として来て頂いたので大変心強い。
そのサービス隊のインプレッサ(サービスカーの方が速かったりして)と2台連れだって集合場所の峰の原高原につくともうすぐ6月だというのに真冬並みの寒さだった。上着を着ても震えてしまうほどだ。おまけに雨まで降ってきたのでサービスカーの中で暖をとる。(ありがたい)


 受付を済ませてわかったのは今回もSSは無し。遠くまで来たのに残念だ。しかしシリーズ第1戦や2戦では僅かしか参加者がいなかった初級部門のEクラス、Fクラスは各6台がエントラントリストに名を連ね、一応コンペティティブな争いが期待できそうだ。我々はそのFクラス(2000cc超)で、
前ゼッケンはST205セリカ、そのまた前は三菱石油カラーのエボ1だ。期せずしてレプリカラリーみたくなってきたぞ。(^.^)

第1ステージ
 さて心配された雨が止んでいよいよ第1ステージ(以後1ステと略す)スタート。例によってロスマンズカラーのせいで周りはにぎやかだ(^^)。
 今回のナビはレギュラーのナビではなかったので、ラリコンJX555の操作に不安があったんですが、それは的中。
なんとオドでオフィシャル距離が入らず
補正率が出てこない!なぜ?どうして?最悪ー!
やむなくそれまでのコマ図で計算した値を入力するしかなかった。コマ図間距離で狂い少ないことを祈るしかない。

 チェック区間に入ると1ステ後半までローアベが続く。
 
チェック発見!げっ、3秒くらい先行してる!しかしアベが低いとその先行分が落としきれない!
私のほうが上手くチェックインのタイミングを合わせられなくて損してまうこと数回。(^^;)
「す、すいません。」
思わずナビに対して謝っちゃう状況。(^^;)

 そうしてアベが45km/hに上がりペースが上がっていく。道は狭いが幸い路面は乾き始めており心配された霧もない。これくらいのアベは楽勝だ。問題ないレベルでチェック。もらったアベは50km/h、まもなくパスコン(指示速度変更点)でアベ52km/hだ。
 それゆけ、やれゆけ、私には丁度全開ペースだ。
オンタイムに持ち込んでしばらくすると、おぉ!初のグラベルだっ。
うっひょー。
生まれて初めてのダートの林道全開走行に突入。

 ダダダダダッ。激しい振動と石はね音が響きナビの声がほとんど聞こえない。
わだちはそう深くなく、道幅も狭くはない(だったと思う)。
雪道を走る要領で操作すればいいのねっと。結構いけるじゃないの。
うほほほほ、楽しいぜい〜。っとグラベル区間は間もなく終わった。
ここで遅れは1秒あまり。上等上等。

 遅れを取り戻せー、って舗装路なんだけど路面はウエット、登りヘアピンが連続してそう簡単にはオンタイムにならない。少しずつ、少しずつ取り戻してチェック!ファイナルタイムに対し1秒以内で入った!
 すぐ前には前走車のST205セリカが。アベに乗れなかったっすね。
 これで1ステのチェックは終わりなのだが、ナビは前のセリカに付いて行けと言う。なんでも次のコマ図までの距離がわからなくなったとのこと。金魚の糞作戦ですな。(^^)
言われたとおり後ろについて行くとかわいそうなセリカちゃん、プレッシャー感じちゃったみたいで道を譲ろうとする。いいから行ってくれって。(^^)

 てなわけでセリカちゃんの道案内で無事1ステを終了して、スタート地点に帰還した。
会場内ではサービス隊、fORfLATの二人が我がレガシィを誘導してくれた。
出迎える人たちがいると大変うれしいですな。
用意してくれたスパ王をサービスカーの中で(外は寒い)ぱくつく間にウインドウを拭いてくれたり、ホイールナットを増し締めしてもらったり、ワークスドライバー気分。(^^)
 1ステの正解表をもらうと我々の減点は17でクラス2位につけた。クラス1位の赤いインプレッサは11点だ。逆転優勝の可能性はある。最後のハイアベは減点1だし、コマ図間距離による補正値でほとんど狂いはないようだ。ちゃんとオンタイムでチェックインしてればだいぶ低減点で済んだはずだ。2ステではきっちりタイミング合わせるぞっと。

第2ステージ
 ゆっくりする間もなく第2ステージスタート。しかしナビが叫ぶ。
「ファイナルタイムがおかしい!」
再スタート1分前なのにファイナルタイムは4分を示している。頑として4分を示している…。頑として4分を示している…。???
 やむなくそのままスタート。終わったか?もうだめか?
だがしばらくしてナビは言った。
「コマ図間距離が1m単位まで書かれているので次のコマ図の正解通過時刻が判る。それをスタート時刻として再入力すればいい。」
ホッ。まだ十分可能性はあるんだ。しかしどうもこのラリコンは信用できん。
次のコマ図の交差点、ナビはカチャカチャとラリコンを操作する。
「OK!ちゃんと入った」
よっしゃ!OK!結果オーライだ。

 ノーチェック区間、前の方には低いアベを守ってゆーっくり走るクルマがいてひっかかり、競技車が前後に列をなしてしまう。そしてつられてミスコース少々(^^;)。ミスコースしなかったクルマと順番がぐちゃぐちゃになりチェック区間入り口で競技車がひしめき合って大変なことになったが、なんとか正規のポジションに復帰できた。

 終盤までのローアベ区間はミスコースした?と不安になったりしながらも根気よく走り、まあまあ無難なチェックインを続けた。

 最後のハイアベは1ステと全く同じだ。
まず舗装区間で遅れを取り戻していくが、左ヘアピンの立ち上がりで気持ちはらみ、
ケツのアウト側が砂に乗って一気にテールスライド。ガンッと土手にぶつけてしまう。あちゃー。アクセル踏みすぎた。
「大丈夫?」

ナビが心配そうに聞いてくる。
「…。」
どうやら足回りは狂ってないようだ。
「OK、OK。行ける!」
と、そのまま続行。
 ダート区間で若干遅れることを考慮して4秒位?(忘れた)先行でダートイン。1ステハイアベの再走だけあってちょっと路面が荒れているがそんなに問題ない。
コンマ7秒遅れでダート区間を上がり、1ステのように舗装で取り戻そうとするのだが、何故なかなか取り戻せない。ブラインドのヘアピンを立ち上がった直後にチェック。2秒位遅れたがまあ良しとしよう。これで終わりだ。
 後日判ったのだが2回目のハイアベは1回目のアベ52km/hからアベ55km/hに増えていたのだ。
どーりでなかなかオンタイムにならなかった訳−2回目。気が付けよ俺ら!ははは。(^_^;)

GOAL
 スタート地点に帰って右後ろを見てみるとリアバンパーのコーナー部が大きくへこみ、ウインカーのクリアーレンズが割れていた。リアフェンダーも押されて中に入っていた。しかもバンパー全体が横にずれて反対側は出っ張っている。
 むむむ、予想以上のダメージ。リアフェンダーまでいっちゃってるのが痛い。順調に遅れを取り戻していたのだからそんなに無理すること無かったのに。アウト側の砂には気を付けよう。←もう遅い(~_~)
 さてラリーはまだ終わっていない。チェックシートを計算して提出して初めて終了だ。
 ナビがチェックシートを計算すると2ステは7点の減点で済んでいた。
1ステ1位のクルマがちょっと失敗していれば充分逆転の可能性はある。
もし優勝ならこのくらいのダメージは代償として納得できるのだが。

 だがしかし、1ステ1位のチームは完全に上手だった。そのチームは2ステは僅か5点であがっておりむしろ差は開いていたのだった。結果、そのままFクラス2位ということになった。3位はU12ブルーバードでこちらとは大きく差が開いていた。
 賞品はちょっとしょぼかった。トロフィーの他にインターゲットのミニバッグと絶対着れないTRDのラガーシャツのみ(^^;)でサービス隊に引き取ってもらった。
こんなんで申し訳ないですって感じで。
 6台中の2位でこの賞品ではリアのクラッシュは少々高いものと言わざるを得ない、が、ラリー2戦目でクラス2位、準優勝は充分良い結果だ。やったね。V(^^)(ラリコンがかなり危うい状態だったのにね)

 リザルトをよく見れば端に東京フレッシュマンとしての順位が書かれていて、東京フレッシュマンとしてはフレッシュマンクラス(初級部門、排気量区分無し)3位!だった。このクラスだと10台以上ですから本来JAFメダルがもらえる好成績。
実は2位と同減点だったのだが相手はCD5A(1800ランサー4WDTURBO)で(排気量が少ないほうががんばったということで)負けてしまったのでした。(^^;)
 サービス隊として来て頂いたfORfLATのお二方、わざわざ遠いところまで来て下さってサービスして頂き、本当にありがとうございました。


■ラリー初参戦!埼玉群馬フレッシュマンラリーRd.1PDcc彩の国ラリー@埼玉嵐山周辺
(20-21.MAR.99)

(ラリーをやらない方にはラリー用語でわかりにくい言葉もあるとは思います。多少補足は入れましたが、簡単に説明できない言葉もあるのでご了承下さい。解説するほど私もわかっていません(^^))

スタート会場 とうとうやってきたラリー初参戦。埼玉群馬フレッシュマンラリーRd.1@埼玉、行って参りました。ナビは同じ会社でラリー(ドライバー)を一昨年までやっていたNさん。(ナビは初めて。今年ドラとしても復帰予定)
 20日(土)はほぼ全国的に雨だったようですが、もち埼玉も雨でした。初ラリーで雨は勘弁して欲しいなぁと思っていましたが、スタート会場に着いて間もなく止んだので喜んでいました。ところがドラミ(ドライバーズミーティング)で、
山に入ると所々で雪が降っていて少し積もっているところもあるとの事。どっひゃっ〜。まじかよ。
 舗装路面向けに五分山位まですり減った、1年半落ち日干しラリータイヤ(ダンロップ84R)で雪道を走らねばなりません。初ラリーから大変なことになってきました。
 
 参加台数は少なめの42台ほどで、オーバー2リットルのCクラスは11台でした。スタートでは私のレガシィのロスマンズカラーを見て「おー、すげー。ワークスカーが来た。」「バタネンだぁ」とうけていました。(^^)
 初のチェック(指示速度通り走っているか“時間で”チェックして記録する所。どこにあるかはシークレット)は競技区間に入って100mもしないうちにありましたが無事クリアし、その後
少し雪がありましたがアベ(指示速度)が遅いため特に問題ありませんでした。4つ目のチェック手前はハイアベ(がんばって走らないとor走っても、乗れないくらいの高い指示速度)で、1回、予想外のアンダーが出て曲がらず壁際に接近してヒヤリとしました。そういえば時折濃い〜霧も出ていて全然道が見えなくなるときも。(◎-◎;)
 
 そこまではさして問題なく進みましたが、その次、ドラミで「雪は降っていたが積もってなかった」という区間は
完全に雪が積もっていました(7cm位?)。話が違うじゃないかぁ。
とはいえアベはそう高くないので余裕で走っていましたが、とんでもない障害物が現れました。雪道で遊ぶS13やFC3Sの峠小僧たちが何台も狭い道ばたに止まっていたのです。そのうちの1台、
FC3Sなぞは完全に横を向いて道を塞いで立ち往生してました。SSではないのでラリールート上にこんなクルマが紛れ込むこともあるわけだぁ!ぐあぁ、早くどいてくれい!
やつらはなんかのんびりしていて、すぐにどいてくれそうもないのでやや強引に路肩を走って抜けちゃいました。しかし30秒位の遅れになってしまい、遅れを取り戻そうと雪道全開アタックになってしまいました。例のラリータイヤなので滑る滑る!!2速で直線走っててもホイールスピンします。なんとか遅れは取り戻せたようですが結局その区間にはチェックがなかったのであんまり関係ありませんでした。でも楽しかったっす。
 
 雪山の頂上には申告チェックというのがあったのですが雪で一杯かいてしまったためナビはかなり悩んでいました。そのあとはごくゆっくりと雪山を下っていたのですが、
急な下りヘアピンでホントにゆっくり走っていたにもかかわらずズリリリリッとアウトに滑り落ちていきまして、ガードレールに張り付いてしまいました。といってもぎりぎり接触はしませんでした。なははは。(^^)

 雪がないところまで下っていくと競技車が並んでいてオフィシャルに止められ、第1ステージの残り(ハイアベ区間)はあまりに雪が多いためキャンセルになってしまいました。あららぁ。

 中継レストでは後ろゼッケンのクルー(ドラは何故かロスマンズのハーフコートを着ていた)のチームに温かいおでんをごちそうになりました(感謝)。

 そして2ステ。チェックがあったと思ったらこの先で0号車(コースクリア車)のエボ5が凍結でガードレールにクラッシュして道を塞いだ為、このチェックはキャンセルだそう。新たなスタートタイムを与えられ、なんかチェック区間だかなんだかわからなくなり適当に走っているうちに不意に新たなチェックが現れてしまいました。ここで大減点だったらしいです。(後で解った)

 この辺から私は睡魔と頭痛(新しいペルターのヘルメットが頭になじまない為みたい)に襲われ体調が悪くなってしまいました。次のハイアベではスタートのタイミングが周りの競技車と合わなくなり、ナビは何か間違えたのかと半分パニック状態。前車からタイミングを計って走り始めるもそんな状態では当然身が入るはずもなくアベに乗れず、ずるずると遅れまたまた大量減点。ナビも基準となる正しいスタートタイムが分からなくて??? 次のチェックはなんか競技運営がうまくできてないらしくキャンセルとなりもう訳分かりません。(^^;)
 
 最後の最後はやむなく?競技運営都合上?、SS的スタートのハイアベになっちゃいました。 この区間は、たまたま、最近走ったばかりの所でラッキーです(狭い舗装、下り、路面ウェット)。ほぼ完全に乗れないハイアベで、かなりがんばってズルズル滑るくらいアタックしました。だいたいウエットの舗装下りで攻めた走りをしたことって今までないですけど。
 途中の小さな橋ではカルタス(競技車)が腹を見せて落っこちかかって止まっていました。
 大きなミスもなく自分では満足いくレベルで走りきりましたが、後でわかったことにはトップに1●秒離されCクラスではブービー。(^^;)厳しーい。みんななんて速いんでしょう!彼らと比べたらほとんどの峠の走り屋なんてまず問題にならないでしょうね。

 というわけで最悪のコンディションの初ラリーは(クルマは)無事に終了しました。雪やトラブルでやむを得ない面もあるんでしょうが、2ステではまともで公平なラリー運営がなされなかったようです。(表彰式で不満の声や質問があがっていました)
 ナビはキャンセル時点でもらったスタートタイムはどう考えてもおかしいと言ってました。1ステの申告チェックも記入ミスがあったのか予定よりも100秒!も余計に減点くらい、合計するとあきれるくらい膨大な減点になっちゃいました。(;_;)
 
結果Cクラス9位です。しおしお〜。ビリでないだけマシかな?
ドラ、ナビともに課題は多いようです。速くなるにはリスクがでかいです。 
思いっきり走れるのは楽しいけれど、ごくゆっくり走らなければいけない区間も多
く、疲れますね。徹夜にも耐えられるようにしとかないと…。
こんなクルマもいました
   ボロ負けへろへろのゴール会場



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