■ミッション解説 スバル4WDのミッションの特長はドライブピニオンシャフトが中空構造のドリブンシャフトの中を貫通していることにあります。エンジンからの出力はクラッチを通して、メーンシャフト→ドリブンシャフト→センターデフ、ここからフロントへはドライブピニオンシャフト→フロントデフ、リアへプロペラシャフト→リアデフへと繋がっていきます。 このレイアウトのため、フロントデフにはオフセットの大きいハイポイドギアが使われています。その保護のため、特にフロントLSD装着車の場合、特に高い負荷に耐えられるAPI
GL-6 規格のミッションオイルの使用が望ましいようです。GL-6のミッションオイルってあんまりみかけないんですけどね。 API 規格について参考H/P:●車のエンジンオイルと添加剤のページ→▽総目次→オイルのグレード(API規格) ★ (19.JAN.00 UP) これがレガシィのミッション内部の変速ギアです。(一番上の図とは上下が逆です) (13.FEB.00 UP) これは1速ドリブンギアです。一番上のリング風なところはコーン(テーパー)形状になっています。スリーブの移動によってシンクロリングがここに押しつけられてシャフトの回転がこれから入れようとするギアに合っていくのです。そしてスリーブがその下の山形のギザギザにしっかり噛み合ってギアが入るわけです。 無理なシフト操作を続けているとギアが入りにくくなるのはギザギザの山の頂点が削れてくるからです。コーン部も摩耗するけどね。 ダブルコーンシンクロとかいうのはシンクロリングが2つ重なるようにあってコーン部も2重でより斬新的に強力に回転を合わせてくれる物です。BC/BFは全てシングルコーンです。 トップページへ |