●車高ちょっとダウン
(ワンオフ加工 フロントスペシャルアッパースプリングシート)
(11,JUL,99 UP)(実際の作業は5月です)

 ノーマル車高では下回りスカスカな初代レガシィ。径の大きなラリータイヤではますます下回りスカスカです。悪路に強いのは良いのですが、メインステージをラリーに移した我がレガシィはよりターマックにウエイトを置く必要があります。(関東の初級ラリーはターマック比率が高い)
 と言ってもダートもありますし、今のバランスを崩さないように、また、お金をかけないように、ちょっと高めの現在の車高をスプリングもショックも変えずに他のクルマ並み程度に落としてやろうと思いました。

 フロントはアッパースプリングシートを加工して約14mmダウン、リアはスプリングのインシュレーターを取っ払って6〜7mmダウンです。なぜこの数値かというと、まずリアはアッパースプリングシートを加工する余地が無く他に方法が無いからであり、それに合わせてフロントを下げる(&スプリングが遊ばないように)とするとこの位がベスト!と山勘で(^^;)思ったからです。

アッパーシート

 左の写真がノーマルのアッパースプリングシートで、これのプリン型形状部を切りつめます。プリン型形状中腹で2カ所で切り取り、中心のショック取り付け部の角度、上から見た位置を維持しながら14mm下がるようにリング状の鉄板をはさんで溶接しました。(右の加工後の写真は見る角度が違うので角度が付いて見えない)
 加工作業はさすがに自分では出来ないのでレガシィBC,BFメーリングリストでお世話になっている方の親父さんのやっている(株)島谷製作所さん(東京都瑞穂町 だったと思う(^^;))にお願いしました。各種溶接を中心とした金属加工のプロフェッショナルで、さして時間をかけないで出来てしまいました。その節はありがとうございました。

 さて喜んで早速このスペシャルアッパースプリングシートに組み替えたんですが、なんと、ほとんど車高が変化しません。ホイールセンター−フェンダーアーチの距離をチェックしてみても6〜7mm程度しか下がってないのです。これでは見た目的にも操縦性的にも代わり映えしません。ブッシュが突っ張ってるのだろうと思ってタイヤに荷重がかかった状態で全てのサスアーム、スタビブッシュピボットを緩めて(あ〜疲れた)再締め付けしました。
 しかし何故なの?やっぱりあんまり車高変わらない。しばらく走ってみても変化無し。釈然としないまま3日後、ふと見ると何となく車高が落ちてる。測ってみると、おぉ!ほぼ設定通りの車高になってる!
 な〜ぜなんでしょうーね?まぁどこかが馴染むのに時間がかかったんでしょうけど。

●インプレッション
 見た目的には特にフロントのスカスカ感が無くなって落ち着いた雰囲気になったと思います。初代レガシィとしては気持ち低めですが、他の車種と比べて車高落としてるーという感じは全くありません。
 ドライバーの視点では今まで妙に地面から遠くて浮いてるような感じが僅かにありましたが、それが無くなりました。コーナリングしても安定感が増していい感じです。フロントの方を多く下げたのでリアが不安定になる懸念もありましたが、特に問題ないようです。

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