■LEGACY in WRCレガシィは'90〜'93途中までスバル初のWRC本格シリーズ参戦の主力(といっても他にないが)戦闘機として活躍していた。その間わずか1勝。しかし社運をかけたレガシィにWRCで勝てるポテンシャルがあったからこそ、スバルはWRC参戦を始めたのだし、近年のWRCメイクスタイトル3連覇という弱小メーカーでは考えられないような成果と現在の地位を得ることが出来たのだ。 一般にはスバルのラリー活動=インプレッサであってレガシィが参戦していたことはあまり知られていない。またちょっとWRCを知っている人でも レガシィからインプレッサになって 、急に勝てるようになった=急に速くなった ような印象を持たれている。WRCでの速さって相対的なものだけど、'92〜'93のグラベルに限って言えばなんといっても圧倒的に速かったのはレガシィで、グラベル最速マシンとさえいわれたのだ。いつもマクレーとバタネンでSSトップの山を築き、しかし必ずどっか壊れるかクラッシュして脱落してたんだよね〜。(^^;) インプレッサって確かにいっぱい勝ってるけどライバルと比べてマシン的速さにはそんなに差はないよね。かつてマクレーも「レガシィもエンジンパワーを上げれば相当いけるクルマになる。」と言ってたらしい。 もっともっと勝てるクルマだったんだけど…ちょっとスバルやProdriveの経験が浅かったのと、運がなかった…。 そしてなんといっても!走りが派手でかっこよかった。若きいけいけマックラッシュマクレーは誰よりも深いドリフトアングルで横っ飛びにコーナリングしていた。クルマも大きめだからより必然的にフェイント、ドリフトを多用した走りになる。形は四角いからなおさら車体を振る動きがよく分かる。バタネンも、ベテランとはいえクラッシュ率の高いドライバーだ。スゴイ組み合わせだったね〜。 '93ニュージーランドでインプレッサ登場前に優勝できてホントに良かった。(ワークスレガシィ最後のWRCは1000湖の次のオーストラリア)あのまんま勝てなかったら完全に悲運のマシンに終わる所だった。 ■LEGACYのカラーリング
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