デカルコ デザイン&マーキング

レーシングストライプについて

 車体中心線に沿って前から後にかけて施される2本の太いストライプをレーシングストライプと俗に呼びます。(幅広1本のものはセンターストライプと呼んで区別する傾向にあります)トラディショナルなレーシングイメージカラーリングの定番となっているようです。一定幅のまっすぐなカッティングシートを貼るだけで簡単に実現できると思われがちですが、カッティングシートで2本平行にまっすぐに見えるようにするのはとても難しい場合が多いのです。

 クルマ(一般乗用車)のボディというものは基本的に張りのある三次曲面で出来ています。極端に言うと球体、ボールのようなものです。そこに2本のテープを平行にぐるりと巻こうとしたらどうでしょう?2本のテープの外側が余りまくりになってしまいます。テープが面に自然にフィットするようにすると右の写真のようにラインが曲がってしまい一定間隔にはならないのです。

 カッティングシートはある程度伸びるので多少は調整できますが曲面がきつくなると無理になってきます。思い切り引っ張るとストライプの幅が細くなってしまいます。
 具体的な部位で言うとバンパー、ウイングなどは丸みが強く一定幅のカッティングシートでは大抵無理です。真っ直ぐなストライプに見えるように曲がったラインを設定するか、大きめなシートを貼ってから切るという非常に難しい作業が必要になります。Rがきつかったり突起物があったりするとそれはもう困難を極めます。はっきり言って塗装のほうが適しています。

「でも、塗装だとクルマを売る時困るし、飽きたらすぐはがせるカッティングシートがいい・・・。」
甘いです。屋外青空駐車で数年を経たカッティングシートは容易にははがれません。レーシングストライプは紫外線の影響を受けやすいボディ上向き面が大半を占める為フィルムも糊も劣化してコチコチです。ご自身ではがそうとしたら挫折すること受けあいです。プロの手を持ってしても全部きれいにはがすのに10〜20時間くらいはかかるでしょう。工賃にするといくらになるのやら…。しかも塗装面が無事という保証はありません。(再剥離タイプのシートを使い1年以内でしたらそんなに苦労しないと思いますが)
またカッティングシートはツヤ有りのタイプでもキレイに仕上がった塗装ほどのツヤはありません。
結局のところレーシングストライプは塗装をお勧めいたします。当店で塗装も承ります。塗装の場合の費用はおおむね下記B案程度を目安に。

レーシングストライプ(2本)カッティングシート施工費用の目安

A案:基本的に一定幅のまっすぐなカッティングシートで貼る場合(まっすぐなラインになりません。センターが丸いクルマ、2本ストライプの幅が広めの場合は無理かもしれません)
幌付きオープンカー4万円程度、2BOXコンパクトカー5〜7万円 セダン、クーペ、ワゴン、小型ミニバン6〜9万円 ただし全体の横幅約36cm以内。複雑な造形がある場合は別途追加費用。

ボンネット、ルーフのみなら上記の半額程度? だいたいバンパーが超大変なんです・・・。

B案:まっすぐ見えるようにカッティングシートで施工する場合
幌付きオープンカー10〜13万円、2BOXコンパクトカー14〜18万円 セダン、クーペ、ワゴン、小型ミニバン17〜22万円 ただし全体の横幅約46cm以内。複雑な造形がある場合は別途追加費用。

ボンネット、ルーフのみA案、バンパーなど丸い面はB案というのも可能かと思います。

センターストライプ(1本)のみの場合
ナンバープレートの幅(33cm)以下であればA案程度の費用です。両側に細いラインを入れる場合は20%程度割増になります。

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